2024.04.15
第8回「弘法大師ゆかりの書道展」開催について
ご挨拶
高野山奥之院の杉木立の参道を歩いていると、自然と心が軽くなる。とても不思議な空間です。
非常に忙しく慌ただしい生活のなかで、いつしか心まで騒がしくなってくる。
つまらないことで腹を立てたり、他人を非難してみたり、本当の自分を見失ってしまう。
自我を尊重し自由な時代となりましたが、代償として孤独な時代でもある。
孤独はお金で解消しても、楽しいけれど虚しい。他人(ひと)は構ってくれないし、自分も他人(ひと)を構うのをやめてしまう。
そんなとき、大自然と自分とのつながりの中で、自分を包み込んでくれる『いのち』のつながりを静かに感じてみる。
この書道展は『生きとし生けるものが幸せでありますように』願い、弘法大師様の聖句を中心に15年間続けてまいりました。
この聖句ひとつでも、みなさまの心の中に受け止めて戴けたら幸せです。
遠く離れた高野山ではありますが、是非何度でもお越しください。
最後に、この書道展に関わって戴いたすべての方々に心より感謝申し上げます。
令和6年4月吉日
監修 谷川 誠二(峻光)
日程
2024年4月25日(木)~4月28日(日)
AM9:30~PM7:00
※ 最終日の28日はPM4:00まで
会場
東京芸術劇場 ギャラリー1