- 本文
- 水自竹辺流出冷
風従花裏過来香
- 読み
- 水は、竹辺(ちくへん)より流れ出でて冷たく 風は、花裏(かり)より過ぎ来たって香(かんば)し
- 意味
- 山の木や竹林の地下を通っている水は特に冷たく
花々の間を通って吹いてくる風は一段と香り高い
- 所見
- 物事も人も「縁」に従って変化していく。水がどこを流れるのかも、風がどこを吹きぬけるのかも「縁」である。
自分自身の物事への取り組み方や、人との付き合い方など、一つ一つが自分を作り出していくものであり、毎日を丁寧に楽しく生きるよう心がけたい。
- 出典名
- 禅林類聚