- 本文
- 弘法利生
- 読み
- こうぼうりしょう
- 意味
- 法を弘め衆生を救い利益すること
- 所見
- 昨年、師僧 松長有慶猊下が御遷化されました。師からは多くの教えを賜りましたが
最初の教えは「僧侶はプリズムであれ」ということでした。私達の目には見えない光であっても、プリズムを通じてその光を色として認識することができます。「仏法をその身を通じて弘く伝え、衆生の悩み、苦しみ、悲しみ、願いを仏様にお伝えする存在であれ」。有難くもご縁をいただいた末弟として、師のお姿とともに賜った教えを深く胸に刻み精進する決意を、「弘法大師」のお名前の由来とされるこの言葉にこめました。