© 八葉の会
- 本文
- 観世音 南無仏
与仏有因 与仏有縁
仏法僧縁 常楽我浄
朝念観世音 暮念観世音
念念従心起 念念不離心
- 読み
- かんぜおん なむぶつ よぶつういん よぶつうえん ぼっぽうそうえん じょうらくがじょう ちょうねんかんぜおん ぼねんかんぜおん ねんねんじゅうしんき ねんねんふりしん
- 意味
- 観音さま、私たちは仏とともにあります。
私たちは、いつ、どんな時でも仏と因縁でつながっています。
仏法僧という三宝の有り難い縁によって、常楽我浄という真の安楽を悟ります。
朝にも夕べにも観音さまを念じ、私たちは、いつでも観音さまとともにあります。
私たちの想いは、いつでも観音さまのこころより起こり、
いかなる時も、観音さまのこころを離れることはありません。
- 所見
- 延命十句観音経は、十句・42文字から成る、とても短いお経です。
健康や延命にご利益があるとされており、他にも、心が軽く穏やかになり、
自然と物事がうまく運ぶようになるなど、多くのご利益をいただけるお経です。
日々を過ごす中で、楽しいこと嬉しいことだけではなく、昨今では自然災害や疫病、目や耳を覆いたくなるようなニュース等、心を痛めることが多いかと思います。
また、ご自身が辛いことや困難に直面することもあるかと思います。
そのような時に、延命十句観音経を思い出し、唱えていただくことで、
少しでも光が差し、前を向く一助となれば幸甚です。
- 出典名
- 延命十句観音経