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作品一覧

作者 長崎県 遍照寺 髙木龍昭

本文
遇與不遇 何其遼哉
読み
遇(あ)うと遇(あ)わざると、何(なん)ぞそれ遼(はるか)なるや
意味
(良い縁に)遇うか遇わないかでは、なんと大きな隔たりがあることか
所見
お大師様が、冤罪の人の復職を願う為に、代筆された手紙の中の一文です。人は良縁に会えるかどうかで大きな違いが生まれてきます。たった一つの出会いが一生を変えたり、ささやかな出来事が後に大きな変化をもたらしたりします。我々は毎日の出会いや、出来事を当たり前の事として流してしまいがちです。その一つ一つが、今しかない良縁かもしれません。日々の小さな縁に気づき、それを大切にすることが人生を豊かにしていくはずです。
出典名
性霊集 巻四

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