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作品一覧

作者 埼玉県 遍照院 多田圭秀

本文
佛日之影現衆生心水曰加
行者心水能感仏日名持
読み
ぶつじつのかげしゅじょうのしんすいにげんずるをかといい ぎょうじゃのしんすいよくぶつじつをかんずるをじとなづく
意味
如来の大慈悲が衆生の心に現れるのを加といい、行者の心に如来の慈悲を感ずるのを持という。(加持感応)
所見
佛さまは衆生の心の隅々に、離れることなくはたらきかけてくださっている。私達の眼から見た不都合な出来事、乗り越え難き苦難の中にこそ、佛さまの大慈悲と智慧の光が降り注がれている。そのことを心に映し出すことができる自分に変化した時、初めて心からの懺悔が出来るのかもしれない。真の信心とは、を気づかせてくださるお大師さまのご文章である。
出典名
『即身成仏義』

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